前置き
- 2~3年前に Keychron K2 v2 を購入したけど使いづらく放置
- 黄軸に交換したり静音リングつけたりしてみたけど結局使わず凍結状態
- 先月購入した YUNZII KC68 でキーボード改造のコツみたいなのがわかってきたからカスタマイズ再開してみることにした
- 何やったか忘れがちなので Keychron K2 で施した改造をまとめてみた
キーボードの厚み問題
- Keychron K2 の底からスペースバーのトップまで35mm で厚すぎて使いにくい
- HHKB Type-S: 28mm
- YUNZII KC68: 28mm
- パームレスストは使いたくない
- キーキャップを低いものにすれば良さそうかも?
- XDAのキーキャップに取り替えたら30mmで良い感じになった(打鍵音改善での副作用)
静音リング
- キーキャップの内側につけるだけ
- 取り付けは簡単、ただキーキャップの数が多くなればなるほどで面倒ではある
- 底打ちの打鍵感と打鍵音が若干軽減される。好みが分かれるかもしれないが個人的にはアリ
- ひとつのキーキャップに2個付けると押せなくなる場合があるので1個にした
- コスト: 1,000円以内で買えたはず
- 大量に入ってるけど複数のキーボード買ったりして結局そこそこ使う
誤打鍵防止
- 右端の
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home
end
キー- enter キー押下時に間違って押すことがよくある
- キーの内側にスポンジ詰めておけば強く押さないと入力されないので誤打鍵が減る
ESC
キー- HHKBなどの6x%レイアウトのキーボードなどでは
1
の左隣にあって指先から近いけど、数字キーの左上にあって遠い - 慣れるしかない
- HHKBなどの6x%レイアウトのキーボードなどでは
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キー- キーボードによって場所違ったりする
- 慣れるしかない
キーキャップ
打鍵感
- 打鍵時にキーがぐらつく
- yunzii kc68 が若干グニッだとしたら、k2はグラグラッって感じ
- 原因調査: キーキャップなのか軸なのか -> キーキャップだった
- カチャカチャうるさく感じる
- 原因調査: キーキャップ or 軸? -> 主な原因はキーキャップだった(軸交換で静かにはなるけど)
キーキャップの素材・種類
- デフォルト
- 素材:ABS
- カチャカチャ高音が個人的に好きではない
- プロファイル: GMK?
- 素材:ABS
- コスト: 1,000~9,000円くらい?
- アリエクだと安く済む
- 届いてみないと質的なものが分かりづらい(実物に触れて買える店が近くになさそう)
- ABSがデフォルト。キーキャップ同士を軽くぶつけるとカランカラン高め音が鳴る。
- PBTはABSの悪い点が改善されていそうなキーキャップ。ABSより高い音は鳴らないし、材質の感触もいい気がする。
- 形状は様々あって、フラットなものから、上下端が高くて真ん中の列が低いものなどある
- macOS 特有のコマンドキーとオプションキーのキーキャップは付属していない場合が多い
- 見た目は割と大事、個人的に
PBTキーキャップに交換
- アリエクのセールで1200円くらいの安物に交換
- 打鍵音やぐらつきが解消された
- 実物の見た目と質感は個人的にイマイチだったけど、値段の割にまあまあの品質かも
- PBTキーキャップでも物によって打鍵音が結構違う
打鍵音比較
- 赤軸
- キー
- qwer: ABS
- asdf: PBT(yunzii kc68デフォルト、個人的にこれの音が好きかも)
- zxcv: PBT(アリエクのセールで購入した1200円くらいのもの)
スイッチ軸
- コスト: 2,000~20,000円くらい?
- Gateron,Outemuのスイッチはコスパいい(アリエクで購入すれば90個3,000円程度)
- 種類は多いので好みのものが見つかるまで時間がかかる
- Gateron,Outemuのスイッチはコスパいい(アリエクで購入すれば90個3,000円程度)
- スイッチのタイプ
- tctile か liner のサイレントタイプであればハズレ少なそうな気がする
- 個人的に好きなのは、重さ50~55以上でタクタイル
- ボックスタイプで、できれば5pinの方がぐらつきなく安定してそうな気がする
- 最近の流行は黄軸などのライナー系+PBTのコトコト打鍵音っぽい
- 取り外しは慣れるまで時間かかったりする。慣れれば2〜3秒でひとつ外せるようになる。
- 取り付けるときににピンが少しでも曲がっていると入らないし、大きく曲がってしまうので気をつける。
交換して試したスイッチ軸
- Gateron 赤軸: デフォルト
- 軽すぎてキーボードの上に手を置いてるだけで押してしまうことがあって使いづらかった
- 初期の軸のようでピンが柔らかすぎて曲がりやすく、グラつきある気もする
- Gateron 黄軸
- 赤軸よりも重みがあり使いやすくなった
- PBTとの組み合わせで打鍵音が心地よい
- が、赤軸と同じクリック感のないライナー系の軸に個人的に慣れなかった
- 以前 Gateron 黄軸に変更した時の記事
- Gateron 茶軸 (G Pro v3)
- クリック感のある標準的なタクタイル軸
- 黄軸のクリック感ある版って感じ
- 打鍵感はよいけれど少々カチャカチャ音がうるさい。
- Gateron G Pro v3 シリーズではピンが多少強くなっているようで取り替えやすくなっている
- Outemu サイレント・クリーム・イエロー軸: クリック感があり押下時にほぼ音がなく個人的にとてもベターなスイッチ。
- 最終的にとりあえず赤軸に戻した(他の軸は別のキーボードで使いたいので)
ルブ(潤滑剤)
- スイッチ軸にルブすると結構静音化する
- スイッチをバラすのは面倒なので、キーキャップを外してスイッチを押した状態で潤滑剤をつける
- シリコンスプレーがお手軽で簡単
- 液状の潤滑剤をつけるパターンもあるけど、先端が尖ったものが使いやすそう
- 普通の黄軸・茶軸にルブするとなかなかの効果
foam mod
- 基盤を取り出して底にスポンジを敷き詰める改造
- 打鍵音の高音部分を削ってくれる効果がありそう
- 打鍵時のカチャカチャ音の高音が若干取り除かれる感じ
- コスト: 百均のスポンジシートがあれば済む
- 欠点は改造が面倒で壊す要因になる可能性ある
- 効果は改造前・後を動画で撮ってヘッドホンで聴き比べると分かるけど若干な気もする
before
(湯沸かしポッドの雑音が入ってしまっている...)
after
tape mod
- 基盤の底にマスキングテープ|養生テープを貼る改造
- 打鍵音の高音部分を削ってくれる効果がありそう -コスト・欠点・効果などは foam mod と同じ
before
after
- 赤軸(ルブ済み)
- PBTキーキャップ
- 静音リング
- foam mod
- tape mod
最終的に改造したまとめ
(初期の改造前の動画がない...)
改造前
- 赤軸(デフォルト)
- ABSキーキャップ(デフォルト)
改造後(tape mod の after の動画)
- 赤軸(ルブ済み)
- PBTキーキャップ
- 静音リング
- foam mod
- tape mod
感想
- 悪くない感じにはなった
- デフォルト赤軸はそのうち取り替える
- メインで使わないからコトコト音の軸でもいいかもしれない
- メインはタクタイルだから、こっちはライナー系でもいいかも
- メインで使わないからコトコト音の軸でもいいかもしれない
- 心地よい打鍵音が欲しければPBT+ライナー系の軸が良いかもしれない(サブ的な用途)
- 仕事では限りなく静音でクリック感のあるタクタイル軸が使いやすい(メイン用途)
- ここまでやると keychron k2 を購入する意味がないような気もする
- 低価格でコスパの良いキーボードを見つけて改造するのが良さそう
- 思いつきで進めるからいろいろ忘れるし、まとめたつもりがわかりづらくなる傾向
メカニカルキーボードの沼ポイント
- スイッチ軸
- 好みの感触のスイッチが見つかるまで沼
- PBTキーキャップ
- 好みの見た目と質感、それから打鍵感・打鍵音が見つかるまで沼
- キーボード配列
- 個人的にレイアウトhな 6x% か 7x% がいいけど
`
キーが省略されてなかったり、配置が左上だったり右上だったりでなかなか沼 - ガスケットマウントとか反響音とかに関連した打鍵感とかも沼っぽい
- メカニカルキーボードは値段が5千円未満から数万円までいろいろあるけど、安くてもなかな良いものがあったりして混乱する沼
- 個人的にレイアウトhな 6x% か 7x% がいいけど